Vision


第51代理事長

奥山 哲平

2022年度スローガン

 

平凡を非凡に努めよ

~全ては自身のため 全ては葛城地域のために~


■はじめに

 私は2014年にこの葛城青年会議所と出会い、強い衝撃を受けました。それは、自分のためではなく、この地域のため、そして子どもたち、もっと先の未来のために真剣に議論を交わし、全力で行動している先輩諸氏の姿でした。志を誰よりも高く持ち、青年らしく本気で挑戦し続ける姿に、当時、まちのことに興味もなく、自身の成長、会社の成長のことだけを考えていた自分の未熟さを痛感させられました。いつしか私にも機会が訪れ、委員長として地域の青少年を対象とした事業を開催させていただいた経験、互いに支え合い事業を作り上げた会員同士の友情、様々な事業を通して成長させていただき、私自身も更に地域を愛し、この組織を強く発展させたいと考えるようになりました。

 「人は人によって磨かれる」青年会議所には、志を同じくする多くの仲間との出会いがあります。そして、普段の生活では味わうことができない多くの機会があります。その仲間達と切磋琢磨し、共に高め合い、素晴らしい経験をし、それぞれの自己成長が企業の成長へ、その成長が地域経済の活性化へ、そして地域への発展につながってまいります。私は、これこそが青年会議所の魅力だと考えます。今までいただいた自身の経験、先輩諸氏が培ってこられた精神を葛城青年会議所の会員と共に深め、葛城地域の「明るい豊かな社会の実現」に向け、今自分たちが求められていることを常に模索し、このまちに必要とされる団体となるべく運動を展開してまいります。

 

■【地域共創】~共に拓き 共に創る 葛城の未来~ の実践

 我々が昨年運動指針として打ち立てた【地域共創】~共に拓き共に創る葛城の未来~は、地域のあらゆる機関とパートナーシップを形成し困難に立ち向かい、ひいてはこの地域の団体が手を取り合い、社会の課題解決を通してプラスの要素を付加した新たな価値を社会に創出することであります。

昨年、創立50周年記念事業にて、4市1町と共催事業を開催することが出来ました。引き続き各市・町との連携を行いつつ、本年度は地域の団体・企業とのパートナーシップ形成に向け活動していきます。葛城青年会議所は4市1町にまたがり形成されています。その広域にまたがり活動している強みを活かすべく、各市・町単位で形成しています地区推進委員会にて、地域の課題、地域の問題の情報収集が必要であると考えます。そういった問題を抽出しながら青年会議所が率先し課題解決に取り組み、パートナーシップを結び、また各種諸団体や、企業を繋ぎ合わせこの葛城地域に大きな活力を与えていくことが葛城青年会議所の今後の歩むべき道だと考えます。そうすることで、各種市民団体、行政、企業に葛城青年会議所が必要とされる存在となります。

 

■JCを好きになる、そして新たな出会いを

 葛城青年会議所もかつては120名を超える会員が在籍しておられました。2022年度は15名でのスタートとなります。この状況下に於いて会員拡大は急務ですが闇雲に拡大と叫んでも思うように効果は上がりません。なぜ会員数の減少を食い止められなかったのか、どうすれば拡大が成功するのか事前にしっかりと考えねば効果は上がらないでしょう。けれどもそれは誰かに任せるのではなく自分自身の課題とも捉え、会員拡大に挑戦する必要があります。また、来年は運動指針を推し進める1年目でありパートナーシップ形成を通してまだ見ぬ方々とたくさん出会える年となります。より一層拡大のチャンスも増大するため一丸となって拡大に挑戦していきましょう。

会員拡大もJC運動そのものです。組織が一丸となって候補者に想いを伝え、共感を得て巻き込んでいかねばなりません。そのためにもまず会員一人ひとりが情熱を持って挑戦する気概がなければ候補者に想いは伝わりません。会員全員が同じ目標を持って行動できるよう想いを伝播させていきましょう。そのためにも私たち自身が今以上にJCを好きになりましょう。好きになればその良さを必ず伝えたくなるはずです。

そして決して疎かにしてはならないのが新入会員の育成です。JCは意識変革団体と言われていますが、それはJCに入会した新入会員の意識をも変えるという意味であります。私自身も当初はJCの志である「明るい豊かな社会の実現」の理念すら知らずに入会しました。しかし先輩諸氏の姿を見て勉強し、楽しませていただいて葛城青年会議所が好きになりました。私たち既存会員は新入会員がJCを好きになり、そしてここで挑戦したいと思える環境を作りましょう。そしてその先にある感動を手に入れることが出来ればもっともっとJCが好きになり、想いを共にする同志が増えていくはずです。より多くの同志がいれば間違いなく今以上に私たちの運動も強さを増し、地域に与える影響力や存在感も大きくなります。

 

■より一層強固な組織作り

 青年会議所は会員一人ひとりがそれぞれの価値観をもった組織です。会員同士が異なる価値観に寄り添い、会員のことを知り、時には意見をぶつけ合うことで、強固な組織を作り上げてきました。私は今までのJC活動の中で先輩諸氏にたくさんのことを学ばせていただきました。その中で非常に大切にしていることがあります、それは『当たり前のことを当たり前にきっちりする』ということです。例えば、提出期限を守る、様々な案内を直接行う、事業・委員会には必ず出席するといった本当に当たり前のことです。このような当たり前のことが人間関係を形成していく上で非常に重要なことであり、葛城青年会議所が大切にしてきたものです。

こういった組織の中の大切にしてきたものが失われると、組織は崩れてしまう可能性があります。このような危機を回避するためにも自らが行動力を高め、能動的な会員になり、会員同士の信頼関係を築くことで、組織力の強化に努めなければなりません。強い組織力があってこそ、地域のためのより良い多様な運動が展開できるのではないでしょうか。また、青年会議所には単年度制の規則があり、一年の任期を遂行することで、多くの経験を積み、会員の成長につなげてきました。会員の成長はすなわち、組織の成長であります。一人ひとりが青年会議所の本質を十分に理解することで、葛城青年会議所と葛城地域がよりつながりあえる未来に向けて日々進化し、影響力のある必要不可欠な組織になるよう目指して参ります。

 また、2023年度には奈良ブロック大会を主管します。奈良ブロック大会葛城大会を開催するためには、2022年度メンバーが常に意識し、組織力を強化し活動していくことが重要になります。

 

■挑戦し続けられる青少年育成

 技術革新が著しい現代社会、今後益々テクノロジーは進歩して私たちの想像もつかないような未来が待ち受けているでしょう。しかしどれだけ時代が変わっても、常に自分と向き合う相手がいて、人とひとが心を通い合わせなければなりません。

そしていつの時代も子供たちは未来を担う存在であり、未来の担い手には時代に左右されずにまっすぐ生き抜くたくましい心が必要です。そのためにも自らに限界を決めず、壁を乗り越えようと常に挑戦し続けることと相手を思いやる大切さを学ばねばなりません。また、その大切さを伝えて子供たちを導くことが私たち大人の使命です。しかし、子供たちに言葉だけで説いてもなかなか理解はしてもらえません。子供たちが身をもって体験して、一生心に残る感動を経験することが必要ではないでしょうか。私自身、幼少の頃より野球に勤しんでおりました。毎年、自分自身の目標を立てそれに向け日々努力をした結果、目標が達成できた時の感動は今も忘れられない経験であります。このような経験があったからこそ、大人になった今でも目標に向かい一生懸命努力することが出来ていると考えます。このように子供の頃に受けた感動はその後の人生に必ず強く影響します。

時代が変わっても相手を思いやる気持ちを忘れず、そして常に挑戦する志を忘れなければ時代に左右されず、未来を担う大人へと成長します。私たちは未来を見据え、子供たちがまっすぐ生き抜くたくましさを育んでまいります。

 

■終わりに

 我々青年会議所の会員は各々が違った仕事を持ち、家庭を持ち、自分の生活を持っています。そのなかで時間をやりくりしながら目的に向かって活動しています。能動的にJC活動をするために必要なことはただこなしていくのではなく、目的を持って夢中になることであると思います。同じことをこなしていても夢中で行うことでその結果や持続性、周りへの影響などが全く異なってきます。会員一人ひとりが個性を活かし自分を表現しながら活動できる組織であると同時に、何事にも必死に立ち向かい、「明るい豊かな社会の実現」という初心を共通理念としてJC活動ができるように共に邁進して参ります。